SFと一口に言っても、タイムリープ・頭脳戦を扱う作品から、宇宙戦争を描く群像劇、AIやロボティクスをテーマにした作品まで幅広い。ここでは「SF」タグが付き、評価3.5以上でレビュー済みの8作品を、評価が高い順に紹介する。設定の作り込みや世界観の完成度を重視して選んでいるので、SF漫画を探している人は参考にしてほしい。

1. サマータイムレンダ

全13巻で完結済みの本作は、タイムリープ・ミステリー・頭脳戦・伏線回収というタグが並ぶ通り、SFの中でも仕掛けの多さが際立つ。筆者も最初はここまでSF色の強い話だとは思っておらず、読み進めるうちに驚かされた。令和初期に同じ路線の作品が続いたことを思い出させる一冊で、評価は最高の5とした。サスペンス色の強い展開も含め、SF好きに広く薦めやすい作品だ。

2. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN

完結済みの本作は、SF・バトル・群像劇・歴史というタグの通り、戦争を軸にした重厚な世界観が魅力だ。筆者としては、最初に発表されたアニメ版と設定が一部異なっている点が印象的で、それによってむしろ世界観がより完成された形になっていると感じた。評価は最高の5で、SFとしての作り込みの深さが際立つ一作だ。安彦良和による作画も含め、読み応えは十分にある。

3. 機動戦士ガンダム サンダーボルト

機動戦士ガンダム サンダーボルト

太田垣康男 ・ 連載中

5.0

「パラレルガンダム世紀。宇宙空間で戦うアムロには孤独感があったが、こういう孤独の楽しみ方があってもいい。」

連載中の本作は、SF・バトル・群像劇・熱いというタグが示す通り、宇宙空間を舞台にした戦闘描写に力が入ったパラレル設定の作品だ。筆者は、宇宙で戦う登場人物に漂う孤独感を、これはこれで一つの楽しみ方だと捉えている。評価は最高の5で、SFならではの孤独と熱さが同居する世界観が魅力だ。アムロが登場するパラレル世紀の物語という点も見どころだ。

4. 機動戦士ガンダムUC バンデシネ

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SF・バトルというタグが付く本作も、評価は最高の5だ。筆者としては、物語自体はおもしろいと感じつつも、その描かれ方に意図があるのかどうか気になる部分があったというのが率直な感想だ。ガンダムシリーズの中でも独自の視点で描かれたSFバトル作品として、シリーズファンには気になる存在だろう。SFとバトルの掛け合わせを純粋に楽しみたい人にも向く。

5. 攻殻機動隊

攻殻機動隊

士郎正宗 ・ 全2巻 ・ 完結

4.5

「最初が何がいいのかわからなかったけど確かに今見ると良さがわかる。とにかくムネアツ。そしてAIロボティクスな漫画」

全2巻で完結済みの本作は、SF・心理戦・頭脳戦というタグの通り、AIやロボティクスを題材にした硬派なSFだ。筆者は最初、何が魅力なのか分からなかったというが、読み返すとその良さが実感できたという。とにかく胸が熱くなる展開が続く一作で、評価は4.5と高い。心理戦・頭脳戦の緊張感もSFとしての読みごたえを高めている。

6. 銀河英雄伝説

銀河英雄伝説

原作:田中芳樹 作画:星野之宣 ・ 連載中

3.5

「ただ淡々と違う世界の歴史を実況してくれる漫画。」

連載中の本作は、SF・群像劇・頭脳戦というタグの通り、異なる世界の歴史を描いた作品だ。筆者いわく、淡々と異世界の歴史を実況してくれるような読み味だという。派手さよりも群像劇としての厚みや頭脳戦の駆け引きを楽しむタイプのSF作品で、評価は3.5となっている。静かに世界の成り立ちを追いたい読者に向いている。

7. 不滅のあなたへ

連載中の本作は、SF・ファンタジー・泣ける・成長・切ないという幅広いタグを持ち、人生とは何かというテーマを別の生物の姿を通して描いている点が特徴だ。筆者は、その描かれ方についてAIのような存在を思わせると感じたという。ファンタジー色の強さの中にSF的な問いかけが混ざる作品で、評価は3.5だ。切なさや成長も味わえる一作だ。

8. 望郷太郎

望郷太郎

山田芳裕 ・ 連載中

3.5

「コールドスリープされた商社マンが日本を目指す話。頭脳の差で切り抜けているけど、原人たちも本能に近いものを持っている。原人と現代人の差はこんなところなんだろうな、って感じる」

連載中の本作は、SF・ファンタジー・歴史というタグの通り、コールドスリープされた商社マンが日本を目指すという設定のSFだ。筆者は、主人公が頭脳の差で状況を切り抜けていく一方、登場する原人たちも本能に近い力を持っている点に、現代人と原人の差について考えさせられたという。評価は3.5となっている。歴史とSFが交わる独特の世界観が魅力だ。

まとめ

SFジャンルの8作品を紹介したが、タイムリープや頭脳戦で魅せる作品から、宇宙戦争を描く群像劇、AIやロボティクスを扱う作品、そして人生や歴史をテーマにした作品まで、切り口は多彩だ。評価3.5以上でレビュー済みの作品を厳選しているので、気になった一作から手に取ってみてほしい。