本記事では、筆者が実際に読み終えて評価4以上をつけた完結済み漫画42作品を、評価が高い順に紹介する。ジャンルはスポーツ、音楽、青春、歴史、バトル、コメディなど幅広く、いずれも結末まで描き切られているため続きを待つ必要がなく、気になったらすぐに一気読みできるのが完結済み作品ならではの魅力だ。気になるタイトルから読んでみてほしい。
1. 岳 みんなの山
「非常に清々しい漫画。山に登りたくなる。諸行無常を感じる」
石塚真一による全18巻の完結作品。筆者評価は満点の5で、読後は「非常に清々しい漫画。山に登りたくなる」という感覚が残った。山を舞台にしながらもどこか諸行無常を感じさせる筆致が印象的で、読み終えたときの余韻まで含めて完成度の高い一本だと感じている。
2. 今日から俺は!!
「当時の流行りに乗っかった感の漫画内容とタッチ。たまにあるシリアスな場面はあんまり面白くない。言葉の掛け合いが楽しい」
西森博之による全24巻の完結作品。筆者評価は5で、当時の流行りを感じさせる作風とタッチながら、キャラクター同士の言葉の掛け合いが楽しい一作。たまに挟まれるシリアスな場面はそこまで刺さらなかったというのが正直な感想だが、それを差し引いても読み応えのある完結済み作品としておすすめできる。
3. 封神演義
「中国史をデフォルメしてコミカライズ。過去のキャラの解釈が秀逸。」
藤崎竜による全23巻の完結作品。筆者評価は5。中国史をデフォルメしてコミカライズした構成でありながら、過去のキャラクターの解釈が秀逸で、読み進めるほどに引き込まれる。完結済みだからこそ、最初から最後まで作者の意図した解釈の妙を一気に味わえるのが魅力だと感じている。
4. ばらかもん
「結局人と人、それがわかる。離島の良さというより忘れていた人間の良さを思い出させてくれる。」
ヨシノサツキによる全19巻の完結作品。筆者評価は5で、読み終えて「結局人と人、それがわかる」という感覚を得た。離島の良さというより、忘れていた人間の良さを思い出させてくれる作品で、完結まで読み切ったからこそ得られる温かい読後感が強く残っている。
5. シュート!
「女性が書いたスポコン漫画。キャプテン翼と違い少女漫画要素あり」
大島司による全44巻の完結作品。筆者評価は5。女性作家によるスポコン漫画で、少女漫画的な要素を含みながら長期にわたって描き切られている点が見どころ。長編ながら完結しているため、一気読みでも安心して最後まで追いかけられる一作だ。
6. BLUE GIANT SUPREME
「マインドフルな主人公の成長を描いた漫画。すがすがしい。」
石塚真一による全11巻の完結作品。筆者評価は5で、マインドフルな主人公の成長を描いた物語にすがすがしさを感じた一作。全11巻というちょうどよいボリュームで完結しているため、まとめて読み切りやすいのも魅力だと感じている。
7. 信長協奏曲
「めちゃくちゃつじつま合わせが上手い。これは名作。」
石井あゆみによる全19巻の完結作品。筆者評価は5で、「めちゃくちゃつじつま合わせが上手い」と感じた名作。完結済みだからこそ、伏線が最後まできれいに回収される様子を一気に確認できるのがこの作品の醍醐味だと感じている。
8. 風の大地
「ゴルフをやる楽しみになる漫画。昭和の人向け」
かざま鋭二による完結作品。筆者評価は5で、「ゴルフをやる楽しみになる漫画」と感じた一作。昭和の空気感を色濃く残す作風のため、その時代を知る世代に特におすすめしたい。完結済みなので、じっくり腰を据えて読み進められる。
9. ドンケツ
塩崎雄二による完結作品。筆者評価は5。「理不尽が主人公。でも人生そんなもん」という一言に集約される作品で、理不尽な出来事の連続をどこか達観した目線で読ませてくれる。完結しているからこそ、その理不尽の先にある結末まで見届けられるのが良い。
10. 北斗の拳
「謎が謎よぶハードボイルド漫画。結局全て謎。」
原作・武論尊、作画・原哲夫による全27巻の完結作品。筆者評価は5で、「謎が謎よぶハードボイルド漫画」という感想の通り、次々と謎が重なっていく展開が印象的。完結済みの今なら、その謎の連なりを一気に追いかけて読み切ることができる。
11. ピアノの森
「芸術性の高い音楽漫画。透明感がある。マインドフルネス」
一色まことによる全26巻の完結作品。筆者評価は5で、芸術性の高い音楽漫画として透明感のある読後感が印象的だった。マインドフルネスすら感じさせる静けさを持つ作品で、完結まで読み通すことでその世界観の深さがより伝わってくる。
12. のだめカンタービレ
「ちょいラブコメ。でも音楽感出てていい感じ。」
二ノ宮知子による全25巻の完結作品。筆者評価は5で、ちょいラブコメの要素を含みながらも音楽的な空気感がしっかり出ている一作。完結済みなので、恋愛と音楽、両方の行方を最後まで安心して見届けられるのが魅力だ。
13. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
「最初に出されたアニメと一部変わっているけどより世界観が完成されている。」
安彦良和による完結作品。筆者評価は5で、最初に出されたアニメと一部異なる部分がありながらも、より世界観が完成されていると感じた一作。完結済みだからこそ、その作り込まれた世界観を最初から最後まで通しで味わえる。
14. ヒナまつり
「ギャグオブギャグ。シュール。何世界?でもこんな感じがいい。、」
大武政夫による全10巻の完結作品。筆者評価は5で、「ギャグオブギャグ。シュール」という感想の通り、独特な世界観のコメディが楽しい一作。全10巻とコンパクトにまとまって完結しているため、短期間で一気読みしやすいのもおすすめのポイントだ。
15. ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない カラー版
ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない カラー版
「ジョジョ最高傑作のうちの一つ。まさに奇妙な冒険。東方仗助が男前」
荒木飛呂彦による完結作品。筆者評価は5で、「ジョジョ最高傑作のうちの一つ」と感じたパートだ。まさに奇妙な冒険と呼ぶにふさわしい展開が続き、主人公の男前ぶりも印象的。完結済みのシリーズだからこそ、腰を据えて一気に読み進めたい。
16. まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
原作・橙乃ままれ、作画・郭東潤による完結作品。筆者評価は5で、「誰もが正義のポジティブ系漫画」という感想を持った一作。誰か一方だけが悪ではないという構図が読んでいて心地よく、完結済みだからこそその着地までしっかり見届けられる。
17. 進撃の巨人 Before the fall
「みんな顔青ざめているけど、あんな小さい世界じゃしょうがない。地球をデフォルメして表現した漫画の一つ」
原作・諫山創、涼風涼、作画・千葉サドルによる全17巻の完結作品。筆者評価は5で、地球そのものをデフォルメして表現したような世界観が印象的な一作。あの小さな世界の中で登場人物たちが顔を青ざめさせる様子にも納得感があり、完結までしっかり描き切られている。
18. それでも町は廻っている
「喫茶店を舞台にした日常コメディ、ほのぼのしてて好き」
石黒正数による全13巻の完結作品。筆者評価は5で、喫茶店を舞台にした日常コメディとしてほのぼのとした空気感が好きだと感じた一作。全13巻というちょうどよい長さで完結しているので、肩の力を抜いて一気に読み通しやすい。
19. ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース カラー版
ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース カラー版
「ジョジョが最初に注目を集めた作品じゃないかな?全てのキャラが油乗っていて最高」
荒木飛呂彦による完結作品。筆者評価は5で、「ジョジョが最初に注目を集めた作品じゃないかな」と感じたパート。登場するキャラクター全員に勢いがあり最高だという感想の通り、完結済みシリーズの中でも特に読み応えのある一作だ。
20. シュート! 新たなる伝説
「このちょっと前から画風が変わって迫力を出そうとしてる。左利きが好きなのかな?」
大島司による完結作品。筆者評価は5で、この少し前から画風が変わり、迫力を出そうとしている変化が感じられる一作。左利きのキャラクターを好んで描いている印象も残る。完結済みなので、前作からの画風の変遷まで含めて楽しめる。
21. サマータイムレンダ
「最初こんなSFだと思わなかったからびっくりだけどあるいみそういうの令和初期はやったよね」
1,600冊読破の筆者に、あなた好みの1冊を教えてもらいませんか?
あなたに合う1冊を診断してもらう田中靖規による全13巻の完結作品。筆者評価は5で、読み始めた当初はここまでSF色の強い展開になるとは思わずびっくりしたという感想を持った一作。令和初期に流行った雰囲気も感じられる。完結済みなので結末まで一気に追いかけられる。
22. ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風 カラー版
荒木飛呂彦による完結作品。筆者評価は4.5で、「ポルポってどうやって檻に入ったのか気になる」という細部まで印象に残るエピソードがある一作。完結済みシリーズの中の一部として、気になる謎も含めて読み返しやすい。
23. ナポレオン ―獅子の時代―
「ナポレオンを歴史に基づきコミカルにわかりやすいように」
長谷川哲也による完結作品。筆者評価は4.5で、ナポレオンという歴史上の人物を史実に基づきながらコミカルにわかりやすく描いている点が印象的だった。完結済みなので、歴史の流れを最初から最後まで通しで追いかけやすいのも魅力だ。
24. 響小説家になる方法
「サイコパス?系な少女にある才能に着目した漫画。多様性をデフォルメした感じ」
柳本光晴による全13巻の完結作品。筆者評価は4.5で、サイコパス的とも言える少女の突出した才能に着目した一作。多様性をデフォルメして描いたような作風が印象に残る。完結済みなので、その才能の行く末まで見届けられる。
25. 攻殻機動隊
「最初が何がいいのかわからなかったけど確かに今見ると良さがわかる。とにかくムネアツ。そしてAIロボティクスな漫画」
士郎正宗による全2巻の完結作品。筆者評価は4.5で、最初は良さがわかりにくかったものの、今見返すとその魅力がわかるという感想を持った一作。AIやロボティクスを扱った内容でとにかくムネアツ。全2巻とコンパクトに完結しているのも読みやすい。
26. 四月は君の嘘
「超少女漫画系感動作品。よく作り込まれている。」
新川直司による全11巻の完結作品。筆者評価は4.5で、「超少女漫画系感動作品」と感じるほどよく作り込まれた一作。全11巻というちょうどよいボリュームで完結しているため、一気読みして感動の結末まで駆け抜けやすい。
27. 新黒沢 最強伝説
高橋ヒロシによる完結作品。筆者評価は4.5で、「ピュアなダメ人間の人生を描いた漫画」という感想を持った一作。ダメな部分も含めて人間味あふれる主人公の生き様が印象的で、完結済みだからこそその人生の結末まで見届けられる。
28. ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン カラー版
荒木飛呂彦による完結作品。筆者評価は4.5で、女性主人公による物語であり、シリーズ全体として世界が一周するような感覚を味わえる一作。完結済みシリーズの締めくくりに近い部分として、これまでの流れを踏まえて読むとより楽しめる。
29. ケンガンアシュラ
原作・サンドロビッチ・ヤバ子、作画・だろめおんによる全27巻の完結作品。筆者評価は4で、喧嘩漫画としてバキ系の作風を持ちながら、強い鬱屈感も漂う一作。読み手を選ぶ濃さがあるが、完結済みなのでその決着まで一気に追える。
30. 王様ランキング
「口がきけないピュアな王子の話。結局みんなどこかピュアなんだよね。」
十日草輔による完結作品。筆者評価は4で、口がきけないピュアな王子を主人公にした物語。結局みんなどこかピュアなんだという感想が残る一作で、完結済みなので登場人物たちのその後まで含めて安心して読み進められる。
31. ブッダ
手塚治虫による全14巻の完結作品。筆者評価は4で、「まあやっぱ手塚治虫さんはすごいよね」と改めて実感させられる一作。長きにわたり読み継がれてきた作品だが、完結済みなので今から読んでも最後まで安心してたどり着ける。
32. 編集王
「理不尽とパワハラ満載の土田漫画。読み込める」
土田世紀による全13巻の完結作品。筆者評価は4で、理不尽とパワハラが満載の土田作品らしい濃さを持ちながらも、しっかり読み込める一作。完結済みなので、その理不尽の先にある結末まで通しで味わえる。
33. ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン カラー版
ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン カラー版
「一周回った後の最初のジョジョ、スタンドの設定が若干分かっていて難しかった」
荒木飛呂彦による完結作品。筆者評価は4で、シリーズが一周した後に始まる新章として、スタンドの設定を既に理解している前提のような難しさを感じた一作。完結済みなので、複雑な設定も含めて最後まで整理しながら読み進められる。
34. 蒼天の拳
原作・武論尊、作画・原哲夫による完結作品。筆者評価は4で、「ハードボイルドな適当系漫画」という感想を持った一作。力の抜けた雰囲気とハードボイルドさが同居する独特の読み味があり、完結済みなので気軽に一気読みしやすい。
35. MIX
「やはりあだちさん。スポーツ系青春漫画。ちなみにスポーツの描写より人間模様重視」
あだち充による完結作品。筆者評価は4で、「やはりあだちさん」と感じるスポーツ系青春漫画。スポーツの描写よりも人間模様に重きが置かれている点が特徴で、完結済みだからこそ登場人物たちの関係の行方まで見届けられる。
36. 憂国のモリアーティ
「伏線に伏線を重ねて伏線見たいなミステリー系のシャーロックホームズのスピンオフ的な漫画」
原作・竹内良輔、作画・三好智樹による完結作品。筆者評価は4で、伏線に伏線を重ねたようなミステリー要素を持つ、シャーロック・ホームズのスピンオフ的な一作。完結済みなので、張り巡らされた伏線の回収を最後まで追いかけられる。
37. たいようのマキバオーW
「読みづらい絵だけど迫力はある。地方競馬とはいえ、競走馬になれただけストーリーはある。ある意味励まされる漫画」
つの丸による完結作品。筆者評価は4で、読みづらい絵柄ながらも迫力は十分という感想を持った一作。地方競馬が舞台だが、競走馬になれただけでもストーリーがあるという捉え方に、ある意味励まされる。完結済みなのでその歩みを通しで見届けられる。
38. イサック
「火縄銃みたいなのを取り合う話だけど、そもそも火縄銃は南蛮生まれ?でもとてもマインドフルネスな話」
原作・真刈信二、作画・DOUBLE-Sによる完結作品。筆者評価は4で、火縄銃のようなものを取り合う物語でありながら、その由来も含めてとてもマインドフルネスな読み味を持つ一作。完結済みなので、その静かな読後感まで一気に味わえる。
39. 闇金ウシジマくん
真鍋昌平による全47巻の完結作品。筆者評価は4で、きっと実話をもとにしているのだろうと感じさせるリアリティが印象的な一作。どんな人にもそれぞれの正義があるという視点が読んでいて重く響く。長編だが完結済みなので最後まで安心して読み進められる。
40. RED
「インディアンみたいな話。気持ちはわかるし読み込めるけどポジティブさがなく結構読んでてつらい」
山本英夫による完結作品。筆者評価は4で、インディアンを思わせるような物語。気持ちはわかるし読み込める内容だが、ポジティブさに欠けるため読んでいてつらさを感じる場面も多い一作。完結済みなので、その重い結末まで見届けたい人向けだ。
41. ダンジョン飯
九井諒子による全14巻の完結作品。筆者評価は4で、飯テロ系のグルメ漫画かと思いきや、実はポジティブ系サイコパスな一面を持つ物語だと感じた一作。全14巻で完結しているので、その振れ幅も含めて一気に読み切りやすい。
42. 進撃の巨人
「ずっと恐怖の中生きてきたらこんな顔になるんだろうなって感じの漫画」
諫山創による全34巻の完結作品。筆者評価は4で、ずっと恐怖の中で生きてきたらこんな表情になるのだろうと思わせる、緊迫感のある一作。長編だが完結済みなので、その恐怖の正体が明らかになるまで一気に読み通せる。
まとめ
以上、筆者が評価4以上をつけた完結済み漫画42作品を紹介した。ジャンルは青春、音楽、スポーツ、歴史、バトルなど幅広く、どの作品も結末まで描き切られているため一気読みに向いている。気になる一冊から手に取ってみてほしい。