「熱い」というタグで振り返ると、音楽やスポーツ、バトル、成り上がりなど、ジャンルはバラバラでも読んでいて胸が熱くなる作品が集まった。ジャズに打ち込む姿を描いた音楽漫画から、理不尽な世界で成り上がる漫画、監督視点のサッカー漫画まで、評価3.5以上でしっかり読み込んだ15作品を、評価が高い順に紹介していく。気分に合わせて選ぶ参考にしてほしい。
1. BLUE GIANT EXPLORER
「ジャズ一本の音楽漫画。この人の描く漫画はみんなピュアでマインドセットできてる話」
ジャズ一本で突き進む音楽漫画。石塚真一が描く主人公はいつもピュアで、迷いなく音楽に打ち込む姿勢そのものがマインドセットとして伝わってくる。画力の高さも相まって、演奏シーンの熱量がそのままページから伝わってくるのが魅力だ。成長していく過程を追うだけで、こちらまで前向きな気持ちになれる一冊。音楽漫画としてだけでなく、人生の指針を示してくれる作品としても読める。
2. BLUE GIANT SUPREME
「マインドフルな主人公の成長を描いた漫画。すがすがしい。」
BLUE GIANT EXPLORERと同じく石塚真一が手がけるシリーズで、マインドフルな主人公の成長をすがすがしく描く一作。迷いのない主人公の姿勢に触れると、こちらの気持ちまで整っていくような感覚になる。画力の高さで表現される演奏シーンの熱気も健在で、読み終えた後に前を向きたくなる作品だ。続けて読むと成長の軌跡がより鮮明になる。
3. シュート!
「女性が書いたスポコン漫画。キャプテン翼と違い少女漫画要素あり」
大島司が描くスポーツ漫画で、女性作家ならではの視点が効いた一作。少女漫画の要素も織り交ぜながら、部活の仲間との友情を丁寧に描いている。王道のスポコンとはまた違う熱さがあり、キャプテン翼とは異なる魅力を放つ。全44巻という長さの中で選手たちが成長していく過程を追えるのも、この作品の熱い読みどころだ。
4. シュート! 新たなる伝説
「このちょっと前から画風が変わって迫力を出そうとしてる。左利きが好きなのかな?」
シュート!の続編にあたる作品で、途中から画風が変わり迫力が増していく。友情と成長を軸にした物語はそのままに、キャラクターの表情や試合シーンの熱量がより強く伝わってくるようになった。左利きの選手が印象的に描かれる場面も多く、前作からの変化を楽しみながら熱いプレーの数々を追える一作だ。
5. ドンケツ
理不尽な状況に主人公が放り込まれ続けるバトル漫画。それでも人生とはそういうものだと受け止めながら成り上がっていく姿に、読んでいて胸が熱くなる。きれいごとでは済まない世界で歯を食いしばって進む姿勢が、この作品ならではの熱さを生んでいる。理不尽さの中にある人間くささが魅力の一作だ。
6. ナポレオン ~覇道進撃~
歴史上の人物ナポレオンの忙しさが、ページをめくるたびに伝わってくる作品。次から次へと訪れる困難に立ち向かい、成り上がっていく姿からは熱い勢いを感じ取れる。長谷川哲也が描く戦の場面はスケールが大きく、歴史漫画でありながらバトル漫画のような熱量で読ませてくれる一作だ。
7. 機動戦士ガンダム サンダーボルト
「パラレルガンダム世紀。宇宙空間で戦うアムロには孤独感があったが、こういう孤独の楽しみ方があってもいい。」
パラレル世界のガンダム世紀を描いた群像劇。宇宙空間で戦う登場人物たちには孤独感がつきまとうが、その孤独をどう楽しむかという視点が新鮮だ。SFとバトルが融合した戦闘シーンの熱量は高く、群像劇として複数の視点から戦争を描くことで、より深い熱さを味わえる作品になっている。
8. 今日から俺は!!
1,600冊読破の筆者に、あなた好みの1冊を教えてもらいませんか?
あなたに合う1冊を診断してもらう「当時の流行りに乗っかった感の漫画内容とタッチ。たまにあるシリアスな場面はあんまり面白くない。言葉の掛け合いが楽しい」
当時の流行りに乗った内容とタッチが持ち味のギャグ漫画。友情を軸にした言葉の掛け合いがとにかく楽しく、テンポのよさが熱量につながっている。たまに挟まれるシリアスな場面はやや弱いものの、全体としてはノリの良さで押し切る熱さがあり、気軽に読める一作として楽しめる。
9. 北斗の拳
「謎が謎よぶハードボイルド漫画。結局全て謎。」
謎が謎を呼ぶハードボイルドなバトル漫画。武論尊の原作と原哲夫の作画が生み出す圧倒的な熱量は、主人公最強というジャンルの中でも際立っている。復讐を軸にした物語は結局すべてが謎に包まれたままだが、その分バトルシーンの熱さだけを純粋に楽しめる作品になっている。
10. ナポレオン ―獅子の時代―
「ナポレオンを歴史に基づきコミカルにわかりやすいように」
ナポレオンを歴史に基づきコミカルにわかりやすく描いたシリーズ作。バトルシーンの迫力はそのままに、歴史の流れをつかみやすく整理してくれるのがありがたい。歴史漫画としての熱さとエンタメ性が両立していて、覇道進撃と合わせて読むことでナポレオンという人物の熱量をより深く味わえる。
11. 新黒沢 最強伝説
ピュアなダメ人間の人生を描いたバトル漫画。成り上がっていく過程にはどこか純粋さがあり、それが逆に胸を打つ熱さにつながっている。高橋ヒロシが描く不良たちの世界は荒っぽいが、その中に生きる人間の熱量がしっかり伝わってくる一作だ。
12. GIANT KILLING
「監督視点のサッカー漫画。どこまで監督心理かわからないけど違う視点なのは○」
監督視点で描かれるサッカー漫画という珍しい切り口の群像劇。どこまでが監督の心理描写なのか判然としない部分もあるが、それも含めて違う視点から試合を見る面白さがある。頭脳戦としての駆け引きとスポーツならではの熱さが同居していて、選手だけでなくチーム全体の熱量を味わえる作品だ。
13. RED
「インディアンみたいな話。気持ちはわかるし読み込めるけどポジティブさがなく結構読んでてつらい」
インディアンを思わせる世界観で描かれるバトル漫画。気持ちはわかるし読み込める内容だが、ポジティブさに乏しく読んでいてつらくなる場面も多い。それでも重く熱いテーマに真正面から向き合っている作品で、読後にずしりと残る熱量がある一作だ。
14. たいようのマキバオーW
「読みづらい絵だけど迫力はある。地方競馬とはいえ、競走馬になれただけストーリーはある。ある意味励まされる漫画」
読みづらさを感じる絵柄ながら、迫力は確かにあるスポーツ漫画。地方競馬という舞台であっても、競走馬になれたこと自体にドラマがあり、成長を描くストーリーには励まされるものがある。友情を軸にした熱い展開が続き、読み終えたあとにある種の勇気をもらえる作品だ。
15. なにわ友あれ
「昭和のヤンキー漫画。絵になれるのに時間がかかる。内容は「確かになぁ」と思うものもある」
昭和の空気を感じさせるヤンキー漫画。絵柄に慣れるまでは少し時間がかかるが、慣れてくると「確かになぁ」と頷きたくなる場面が出てくる。バトルと友情を軸にした熱い展開が続き、昭和ヤンキー文化ならではの熱量を今の感覚で楽しめる一作になっている。
まとめ
「熱い」というタグでまとめた15作品は、音楽・スポーツ・バトル・成り上がりとジャンルは幅広いが、どれも読んでいて胸が熱くなる点で共通している。まずはBLUE GIANT EXPLORERや北斗の拳など評価5の作品から手に取り、気になったジャンルへ読み広げていくのがおすすめだ。