「成長」というテーマで漫画を探すと、スポーツや音楽で腕を磨く物語から、人間関係の中で少しずつ心が変わっていく物語まで、実にさまざまな作品に出会える。ここでは評価3.5以上でレビュー済みの作品の中から、成長というテーマにふさわしい漫画を15作品セレクトした。ジャンルはファンタジー、音楽、スポーツ、心理戦など幅広く、それぞれの魅力を紹介していく。
1. 29歳独身中堅冒険者の日常
「中堅じゃなくかなり強い冒険者。全体的に肯定感が強い。他人にやさしい」
中堅と名乗りながらも実力はかなり高い冒険者が主人公のファンタジー作品。「成長」と「日常」というタグが付けられており、全体を通して肯定感が強く、他人にやさしい主人公の姿が印象に残る。派手な事件よりも、日々の積み重ねの中に成長を感じさせる作りで、評価5と高く評価している一冊だ。
2. BLUE GIANT EXPLORER
「ジャズ一本の音楽漫画。この人の描く漫画はみんなピュアでマインドセットできてる話」
石塚真一による音楽漫画で、ジャズに打ち込む主人公を描く。作者の作品はどれも登場人物がピュアでマインドセットがしっかりしていると感じており、本作もその例に漏れない。画力の高さと熱量のある展開が「成長」というテーマとよく重なり、評価5の完結済み作品として紹介したい。
3. BLUE GIANT SUPREME
「マインドフルな主人公の成長を描いた漫画。すがすがしい。」
同じく石塚真一による音楽漫画で、全11巻で完結している。マインドフルな主人公の成長を描いた作品で、読み終えたあとにすがすがしさが残る。前作から続く画力の高さと熱い展開はそのままに、成長の過程がより丁寧に描かれている印象で、評価5の一冊だ。
4. のだめカンタービレ
「ちょいラブコメ。でも音楽感出てていい感じ。」
二ノ宮知子による全25巻の音楽漫画で、恋愛要素も交えながら音楽に打ち込む姿を描く。ラブコメ寄りの軽さがありながらも音楽そのものの雰囲気がよく出ていて、登場人物たちの成長がほのぼのとした空気の中で描かれる。評価5、完結済みで安心して読める作品だ。
5. ばらかもん
「結局人と人、それがわかる。離島の良さというより忘れていた人間の良さを思い出させてくれる。」
ヨシノサツキによる全19巻の作品。離島を舞台にしながらも、描かれているのは人と人との関わりそのもので、忘れていた人間の良さを思い出させてくれる。ほのぼのとした日常の中で主人公が成長していく様子が丁寧に描かれており、評価5、完結済みの安心して読める作品だ。
6. シュート! 新たなる伝説
「このちょっと前から画風が変わって迫力を出そうとしてる。左利きが好きなのかな?」
大島司によるサッカー漫画で、途中から画風が変化し迫力が増していく点も見どころ。スポーツと友情を軸に、熱い展開の中で選手としての成長が描かれる。完結済みで評価5、「成長」「熱い」「友情」といったタグが示す通り王道の読み応えがある一冊だ。
7. ピアノの森
「芸術性の高い音楽漫画。透明感がある。マインドフルネス」
一色まことによる全26巻の音楽漫画。芸術性が高く透明感のある画作りで、マインドフルネスを感じさせる作品だ。師弟関係を軸に主人公が成長していく過程が泣ける展開とともに描かれており、画力の高さも相まって評価5、完結済みの名作として紹介したい。
8. ヴィンランド・サガ
1,600冊読破の筆者に、あなた好みの1冊を教えてもらいませんか?
あなたに合う1冊を診断してもらう「アメリゴベスプッチの前にアメリカ大陸に行ったノルウェーの人たちの話。ワールドカップのノルウェー戦の観客を見て、なんとなくわかった」
幸村誠による連載中の群像劇で、歴史を題材にした復讐と成長の物語。ワールドカップのノルウェー戦の観客を見て、この作品で描かれていた雰囲気がなんとなく理解できたと感じたこともある。壮大なスケールの中で登場人物たちが変化していく様子が読みどころで、評価5の一冊だ。
9. 葬送のフリーレン
原作・山田鐘人、作画・アベツカサによる連載中のファンタジー作品。勇者の肯定感が抜群で、最高に面白いと感じている一冊だ。師弟関係や切ない別れを通じて、時間をかけてゆっくりと積み重なっていく成長が描かれており、泣ける展開も多く評価5をつけている。
10. 風の大地
「ゴルフをやる楽しみになる漫画。昭和の人向け」
かざま鋭二によるゴルフ漫画で、完結済みの作品。ゴルフをプレーする楽しさが伝わってくる内容で、昭和の空気感が漂う一冊だ。スポーツを通じた地道な成長が描かれており、評価5と高く評価している。
11. 龍と苺
サイコパス系と感動系を掛け合わせたような作品で、こうした作風こそ令和らしいのかもしれないと感じている。頭脳戦の要素を絡めながら成長というテーマが描かれており、評価5をつけている一冊だ。
12. 響小説家になる方法
「サイコパス?系な少女にある才能に着目した漫画。多様性をデフォルメした感じ」
柳本光晴による全13巻の完結作品。サイコパス的とも言える少女の突出した才能に着目した内容で、多様性をデフォルメしたような描き方が特徴的だ。心理戦や頭脳戦の要素を交えながら成長が描かれており、評価4.5をつけている。
13. 四月は君の嘘
「超少女漫画系感動作品。よく作り込まれている。」
新川直司による全11巻の完結作品。少女漫画的な感動作として非常によく作り込まれている印象で、切ない展開の中に成長が描かれる。泣ける要素が強く、評価4.5と高く評価している一冊だ。
14. MIX
「やはりあだちさん。スポーツ系青春漫画。ちなみにスポーツの描写より人間模様重視」
あだち充によるスポーツ系青春漫画で、完結済み。スポーツの描写そのものよりも人間模様に重点が置かれている作りで、あだち充らしさが感じられる。部活動やラブコメの要素を交えながら成長が描かれ、評価4をつけている。
15. たいようのマキバオーW
「読みづらい絵だけど迫力はある。地方競馬とはいえ、競走馬になれただけストーリーはある。ある意味励まされる漫画」
つの丸による完結済みの競馬漫画。絵はやや読みづらいものの迫力があり、地方競馬という舞台でも競走馬になれたこと自体にストーリーを感じ、ある意味励まされる作品だ。熱い友情と成長が描かれており、評価4をつけている。
まとめ
成長というテーマで15作品を紹介した。音楽やスポーツで技術を磨く物語もあれば、人間関係の中で心が変わっていく物語もあり、ジャンルは幅広い。いずれも評価3.5以上でレビュー済みの作品なので、気になったタイトルから手に取ってみてほしい。