「ファンタジー」というジャンルでおすすめなのは、この15作品だ。異世界転生もの、中世ヨーロッパ風の冒険譚、歴史ファンタジー、バトル色の強い作品まで幅広く選んだ。すべて評価3.5以上でレビュー済みの作品に絞っているので、ファンタジー漫画を探している人はどれを選んでも外れが少ないはずだ。
1. 29歳独身中堅冒険者の日常
評価5と高評価の異世界ファンタジー。作中の冒険者はかなり強いにもかかわらず、他人にやさしく、全体を通して肯定感の強い空気が流れているのが特徴だ。成長や日常の要素も含まれており、バトルだけでなく穏やかな時間も楽しめる。異世界ものの中でも安心して読めるタイプの作品として選んだ。現在も連載中。
2. おっさん冒険者ケインの善行
評価5のファンタジー漫画。主人公はおっさん冒険者で、とにかく良いことをして生きていくタイプのキャラクターだ。筆者はそうした生き方そのものに「すごい」と感じた一作で、異世界を舞台にしながらも派手な展開よりも人としてのあり方に焦点が当たっている。心温まるファンタジーとして選んだ。
3. まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
「誰もが正義のポジティブ系漫画。」
2010年開始で完結済みのファンタジー漫画。原作は橙乃ままれ、作画は郭東潤が手がけている。評価5と高く、筆者は「誰もが正義」というポジティブな空気感のある作品と捉えている。異世界を舞台にしながらもバトルだけでなく頭脳戦の要素が強く、力だけで解決しない知的なファンタジーを読みたい人に向いている一作だ。
4. ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース カラー版
ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース カラー版
「ジョジョが最初に注目を集めた作品じゃないかな?全てのキャラが油乗っていて最高」
荒木飛呂彦による完結済みのバトルファンタジー。筆者はジョジョシリーズの中でも最初に注目を集めた作品だと感じており、評価は5と高い。登場キャラクター全員が「油の乗った」状態で描かれているのが魅力で、主人公最強の展開と友情の要素が組み合わさっている。異能バトルとしてのファンタジー色が強い一作だ。
5. 信長協奏曲
信長協奏曲
「めちゃくちゃつじつま合わせが上手い。これは名作。」
石井あゆみによる全19巻の完結作。2009年に始まり、タイムリープを軸にした歴史ファンタジーとして評価5を獲得している。筆者は「つじつま合わせがめちゃくちゃ上手い」と感じるほど構成が巧みで、名作だと太鼓判を押している作品だ。歴史ものにタイムリープという要素を組み合わせた発想の面白さが光る一作だ。
6. 進撃の巨人 Before the fall
進撃の巨人 Before the fall
「みんな顔青ざめているけど、あんな小さい世界じゃしょうがない。地球をデフォルメして表現した漫画の一つ」
諫山創・涼風涼原作、千葉サドル作画による全17巻の完結作。2013年に始まったバトルファンタジーで、評価5を獲得している。筆者は「地球をデフォルメして表現した漫画の一つ」と捉えており、限られた小さな世界で登場人物たちが青ざめながら生きる様子が印象的だ。群像劇としての厚みも感じられる作品だ。
7. 葬送のフリーレン
山田鐘人原作、アベツカサ作画で2020年に始まった連載中のファンタジー。評価5と最高評価で、筆者も「最高に面白い」と感じている一作だ。勇者の肯定感が抜群に描かれているのが特徴で、師弟関係や成長、切なさといった要素が丁寧に積み重ねられている。泣けるファンタジーとして、感情に訴えかけてくる作品だ。
8. 封神演義
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「中国史をデフォルメしてコミカライズ。過去のキャラの解釈が秀逸。」
藤崎竜による全23巻の完結作で、1996年に連載が始まった歴史ファンタジー。評価5を獲得しており、中国史をデフォルメしてコミカライズした作品だ。筆者は過去のキャラクターの解釈が秀逸だと評価している。バトル要素も強く、歴史を題材にしながらファンタジーとして再構築する巧みさが光る一作として選んだ。
9. ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョの奇妙な冒険
「とにかく奇妙、最初絵になれるまでが大変。読み始めると止まらない。登場人物多いのに覚えられる。暇な時間が必要」
荒木飛呂彦による1987年開始の連載中作品で、評価4.5のバトルファンタジー。筆者いわく「とにかく奇妙」で、最初は絵柄に慣れるまで時間がかかるものの、読み始めると止まらなくなる中毒性がある。登場人物が多いのに覚えやすく、伏線回収の巧みさも魅力だ。まとまった暇な時間があるときに一気読みしたい一作。
10. ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風 カラー版
ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風 カラー版
「ポルポってどうやって檻に入ったのか気になる」
荒木飛呂彦による完結済みのバトルファンタジーで、評価は4.5。伏線回収と友情の要素が強く描かれているのが特徴だ。筆者は作中のディテールにも注目しており、「ポルポがどうやって檻に入ったのか気になる」というように、細部まで作り込まれた世界観が読み応えを生んでいる。緻密な設定を楽しみたい人に向いた一作だ。
11. ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン カラー版
ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン カラー版
「女性主人公。世界が一周」
荒木飛呂彦による完結済みのバトルファンタジーで評価4.5。女性主人公を据えたシリーズで、筆者は「世界が一周する」という物語構造が印象的だと感じている。主人公最強の展開と伏線回収の緻密さが両立しており、シリーズを通して張られてきた伏線が収束していく様子を楽しめる一作だ。
12. この世界は不完全すぎる
評価4の異世界ファンタジー。異世界に転生し、そこに閉じ込められたデバッガーを主人公とした物語で、筆者は世界の不条理さが描かれている点が印象的だと感じている。壊れていく人と、壊れたくないと抗う人が対比的に描かれており、異世界ものの中でも独特の緊張感を持つ作品として選んだ。
13. ゴブリンスレイヤー
ゴブリンスレイヤー
「ゴブリン専門の戦士の話。過去のトラウマからゴブリン専門になるも、少しずつゴブリン退治以外にも人間的なことに喜び幸せを感じるようになっていく」
蝸牛くも原作、神奈月昇キャラクター原案、黒瀬浩介作画で2016年に始まった連載中のバトルファンタジー。評価4で、ゴブリン専門の戦士を主人公とした物語だ。過去のトラウマからゴブリン退治に固執していた主人公が、少しずつ人間的な喜びや幸せを感じられるようになっていく変化が描かれており、復讐や鬱要素も含む重厚な一作だ。
14. 王国へ続く道 奴隷剣士の成り上がり英雄譚
評価4の異世界ファンタジー。奴隷剣士が成り上がっていく英雄譚で、ハードボイルドな作風が特徴の一作だ。筆者は主人公について「無敵」と表現しており、異世界に転生した主人公が圧倒的な強さで道を切り開いていく展開を楽しめる。成り上がりというジャンル要素を絡めたファンタジーとして選んだ。
15. 終わりのセラフ
鏡貴也原作、山本ヤマト作画で2012年に始まった連載中のバトルファンタジー。評価4で、群像劇としての厚みを持つ作品だ。筆者は「よくあるジャンプ漫画系」と位置づけつつ、敵になったり味方になったりする関係性の変化や、ツンデレ的なキャラクターのやり取りも見どころだと感じている。王道のバトルファンタジーとして選んだ。
まとめ
ファンタジーというジャンルは、異世界転生からバトル、歴史もの、群像劇まで幅広いタイプを内包している。今回紹介した15作品はいずれも評価3.5以上で、筆者自身が面白さを感じたものばかりだ。気になる作品から手に取ってみてほしい。